血は意外と黒いし青い

健康診断

今日は仕事が休みだったので、朝奥さんを職場まで送って行った。午前9:00。
家に帰ってきてからは村上春樹の「1Q84」を読んだりゲームしたりして時間をつぶす。
12:00少し前に家を出発。健康診断を受けるために近くの病院へ出向く。
実際に健康診断が始まるのは13:00過ぎであることは分かってたんだけど、整理券式だから遅けりゃ遅いほど損すると思って早めに行った。
結果、整理番号は1番。さすがにちょっと笑う。早く来すぎた。っていうかまだ受付すら始まってなかった。
幸い、退屈凌ぎにと文庫本を持ってきてたのでそれを読んで時間をつぶす。そのうち会社の先輩がやってくる。
二言三言なにか喋り、受付が開始。「13:30から健康診断開始です」と言われ絶望感。さらに1時間近く待たないといけない。
持ってきた1Q84は待ち時間残すところ30分の時点で読み終わってしまったので、完全に暇になってしまった。先輩とは妙に会話がかみ合わないし、あんまりおもしろい話をする人でもないからスマホでどうでもいい記事を流し読みして時間を潰す。とにかく潰す。潰す潰す。

ようやく開始。まずは検尿。
みんなは結構でなくて困るとか言ってるけど、僕はこれに困ったことが無い。というのも、尿意を自在に操る何かしらの能力を会得しているから。出したいと思えば検尿ぶんくらいの量は出せるし、出したくないと思えばそれまで。クソしょうもない特殊能力。
それが終わったら胸部のX線撮影。次に身長、体重測定。
身長は172cm。体重は63kg程度。可もなく不可もない。何かに突出していなければいけないのであれば、これはむしろ不可寄りか。
その次に心電図。変な話、僕はこれが結構好きである。
上半身をむき出しにして、冷たい洗濯ばさみと吸盤みたいのを体に貼り付けられていく。それも女性に。事務的な手さばきがマジでそそるし、静かに鼓動を図っている時の「ピッピッ」っていう計器類の音も好き。外す時の「スポポポン」っていう音も軽快。全部好き。
それが終わると血圧測定。からの採血。
僕の奥さんは注射が大嫌いで、冗談抜きで30分ぐらいゴネるらしい。ガキか。
僕は毎回挑むような気持ちで、自分の静脈に鈍色の針がヌルヌルと入っていくのを眺めている。一瞬の鋭い痛みの後、わずかな痺れ。テンポよく抜き出される血液。
血は意外と黒いし青い。こんなものが体中を巡っているのかと思うとなんだか不気味な気もする。生命の影のような色をしている。
それが済んだら聴覚、視力検査。視力がめちゃんこ落ちていたのがショックだった。スマホとPCと本のせいか。両目で0.8くらい。次に作る眼鏡は度数を変えないといけない。
最後は問診を受けて終了。まっすぐ家に帰った。先輩に一言声かけてから帰ろうと思ったけど、タイミング悪く視聴覚検査に行ってしまったので無言で帰った。気にしてないっしょ。14:00頃帰宅。

town

15:00にパルムと共に奥さんを迎えに行く。16:00からパルムのトリミング予約が入っているので、とりあえず時間調整のために美容院近くの広場に向かう。

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リード無しで走り回るワンワン。草の上を踏むのも久しぶり。

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懐かしいものを見つけたのでつい撮ってしまった。昔はこの蛇口をひねってよく水を飲んだものだ。
ためしにひねってみたらまだ水が出たので、なんだか少し感動した。変わっているようで、このtownの本質は変わっていない。

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かっこつけてこういう凝った写真を撮ろうとしてしまう自分のクセ、好きじゃないしむしろ嫌い。

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帰り際、念入りにラジオ体操をするおじいちゃんが居たので撮った。
こののどかな感じ、ひしひしと感じられる営みが好きだ。これが僕の育ったtown。cityと呼べないまでも、愛しい愛しいtown。

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宇宙との更新を開始するおじいちゃん。

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ラジオ体操を勝手にアレンジすんな。

 

neon

パルムのトリミングが終了してから、父を繁華街まで送るために実家へ。
「フェイクレザーのジャケット買ったんだけど小さいからお前にやる」と言われて貰う。XXLサイズでも、身長180cm体重100kgの父には小さい。かといって僕には少し大きい。
父は服のサイズを見極めるセンスが絶望的に欠如しており、いつも小さいものを買ってしまう。もう胸囲とかちゃんと図ったほうがいいんじゃない?SMLのサイズ表記だけじゃもうだめでしょ。
とはいえ物をもらえるのはありがたいし、父のセンスは決して悪くないのでありがたく頂戴した。風を通さなさそうだからvespa用にしよう。

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車内から撮影。金沢の中心。
しょうもない地方都市の、しょうもない繁華街。しょうもないスクランブル交差点。
それでも人はここに集い、今日も今日とて自らの人生を歩む。てくてくてくてく。neonはtownを照らしても、人の心までは照らさない。それで十分。

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アスファルトの質感が好き。どうせ使い捨てられる運命のneonとtown。
この街で得られるものはなんだろう。失うものはなんだろう。人は何を思ってここに集い、人生の何パーセントかの時間を費やすのだろう。
胃に流し込むアルコール、肺で呑む煙草。しびれる脳髄、路地裏の吐血。

血は意外と黒いし青い。

おやすみ。また明日。

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