体よ、追い付け、頭の中に

※こないだの日曜日、記事ばっか書いてて嫌になったのでウィスキー飲んで近所を散歩した時に撮った写真。タイトルは「名残り」。

相変わらず暑い日が続く。今日なんかは仕事中だけで3リットルもの水分を摂取した。足はふらつくし、頭はなんだかぼんやりする。満身創痍とはまさにこのことか。

しかし、人間不思議と、なんとかなるもので、喉元過ぎればなんとやら。帰宅してから奥さんとクーラーも付けずに営んだ。結果、二人とも汗だくになり、爆笑しながらシャワーを浴びた。こういう日があってもいいと思う。何がいいのか分からんけど。

***

そういえば、文學界新人賞の募集ページを見てたら、選考委員の書いてることが7割メチャクチャで面白かった。以下抜粋。

円城塔

応募の前に読み返すことをおすすめします。自分の書いた小説が古典と並んだときにどう見えるのか、現代の他の小説と並べたときにはどうか、他のジャンルからはどう見えるのかを確認しましょう。無論、こんなアドバイスなど無視してしまって構いません。

何故か最後の最後で興味が尽きたみたいな言い方をする。もしくはヤケクソになったのか、ふと思い出して謙遜したのか。よく分からないけど面白い。

長嶋有

それまでの自分はなにごとにも自信なく友達もできず、他者を妬み、女からも愛想をつかされ、比喩でなく泥水をすすり暮らすダメ人間でしたが、新人賞をとった日から人生はバラ色のウハウハ。腹筋も割れ、毎日がパーティ三昧。すべて新人賞のおかげ、新人賞サイコー。ケッサク小説のご応募、どしどしお待ちしてまーす。宛先はこちら!

だいぶおちゃらけている。新人賞を取ると腹筋が割れるそうだから、今ライザップで頑張っている女性陣はみんな行くのやめて小説を書くべきだと思う。オマケとしてパーティ三昧もできるらしい。
どうでもいいけど、「宛先はこちら!」っていう文言、エロ雑誌の一番ケツのページに載ってる文章みたいでなんか好き。

川上未映子

見えるもの・見えないもの。語りえるもの・語りえないもの。生きている・生きていない。ここ・どこか。死んでいる・死んでいない。知っているもの・知らないもの。在る・無い。文学はそれらの両端を行き来する、なんかの玉。「!」のある小説を楽しみにしています。

そしてこれである。「何言ってんの?」っていう僕の感想は正しいと思う。意味は分かるけど、節(ぶし)を出し過ぎでしょうが。文学がなんかの玉っていうのはもはやなんなんだよ。
ちなみに最後の一節は何となく角川文庫っぽい。「ハッケン!角川文庫」みたいな。

中村文則

現代の文学シーンでデビューするにはどうすればいいかとか、そんなことを考える必要はありません。ただあなたの文学を、全力で小説に込めればいいです。シーンなどあなたが変えてしまえばいい。お待ちしています。

東浩紀

小説はなんでもできる、と昔教わった。詩を書いても論文を書いても性の妄想を書き殴るだけでも、小説はすべてを受け入れるからすごいのだと言われた。かつては批評家としてその力に嫉妬し、拙い創作を試みてもみたが、最近はその感情もすっかり衰えている。批評家としてこの席に座っているのが嫌になるような、そんな醜い嫉妬を駆り立ててくれる新たな才能の登場を心待ちにしている。

割とちゃんと書いてるのは5人中2人だった。どっちもカッコイイ。

***

ニュースでは、小泉進次郎と滝川クリステルの結婚報道が盛んだった。めでたい。妊娠もしてるらしい。ダブルめでたい。
頭が良くてイケメンでスタイルも良いとくれば、まずは僕のような人間に謝るべきだと思うし、「きみもきっと来世にはこうなれるよ」の一言ぐらいかけるべきだと思う。小泉進次郎が滝沢クリステルとイイコトしてる間、僕は目の下にクマをこしらえながら記事を書いていたんだと思うと切ない。この不公平さが愛しい。尚生きたいと強く思う。僕はドMか何かなんだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA