パソコン音楽クラブの「Night Flow」

パソコン音楽クラブの最新アルバム「Night Flow」が今日届いた。愛着を深めるために、一曲ずつ聞いたうえでレビューしていこうと思う。全9曲!(予約特典で+2曲あり)

Night Flow

1.Invisible Border

イントロ的な。ごちゃまぜミックスにしたロボット音声。
安物のクソばっか売ってる終わりかけのクソなショッピングモールで流れてそうなチープな感じが良い。

2.Air Waves

陽気な感じ。起承転結でいうところの「承」かな?同じリズムが繰り返される。
ラストは何かを予感させるような不吉な終わり方をする。まさしく「承」。

3.Yukue

はじまりから最高のやつ。女性ボーカル。アニソンっぽい声だけど、トラックのおかげでコテコテのアニソン感は無い。でもちょっとPerfumeっぽい…?
「Night Flow」っていうアルバムのタイトルがよく似合っていると思う。

4.reiji no machi

チープ~。ふざけてんのか真面目なのか分からない電子音が良い。Yukueに対し、こちらはトラックも含めてアニソン要素が多い。でもちょっとディスコミュージックの感じもある。午前0時の高揚感と寂寞感、その矛盾した街の感じがいい感じに表現されてると思う。

5.Motion of sphere

またしても起承転結の「承」。「やるぜやるぜ」みたいな静かな力強さを感じる。でも僕は見逃さない。トラックのそこかしこから確かに聞こえる焦燥感や不安を。真夜中っていつもそうだもんな。

6.In the eyes of Mind

まさか電子音で鳥のさえずりみたいのを表現してくるとはな。いや意図してないだろうけど。中休みのような一局。

7.Time to renew

かっこいい。おしゃれ。でも抜けないアニソン感。
「長い夜を溶かしていく」とか「でもいつかまた会えるよ」とか、抒情的なリリック。でもチープ。こういう世界があったのかと教えてくれる。クソ安い人情ドラマ、酔いの裡に見る青春。…いいじゃない?

8.Swallowed br darkness

圧倒的な終焉の雰囲気。夜が終わり、朝を迎えるその瞬間。やっぱなんか小鳥のさえずりみたいなのが聞こえる。
普通、夜明けってもっと荘厳というか、夜の闇と無音の洗った清潔な感じが出るはずだけど、これはだいぶ暗い。

9.hikari

いきなりテイストを変えてきやがった。噴飯もののトラックに、メッチャかっこつけたリリック。
と思ってナメてたらサビのとこ普通にかっこよかった。でも何かに似てる…なんだろうこれ初めて聞いた感じじゃない…。
人が何かを作る時、A+B=Cにするのが理想的なんだろうけど、これはまんまA+B=ABになってる。水と油。合わないトラックとリリック。奥が深いなあ。

特典用トラックス3

1.塑料的世界

そりょうてきせかい。塑料というのは、中国語で「プラスチック」の意味。
特典トラックらしく、おまけ感満載。ミニゲームみたいな気軽さがある。

2.Escape

何やらロボット音声がモゴモゴ言っている。ちょっと「ストレンジャー・シングス」感がある。80年代のゲーム好き少年のテーマソングのような。というより、質の高いゲーセンとかで流れてそう。

以上。9+2曲のレビュー。個人的に気に入ったのは「Yukue」、「reiji no machi」、「Time to renew」。歌詞カードを見ると、これらボーカル込みの曲はどうやら夜更けから夜明けまでの流れを表してるっぽい。お洒落なことするね~。

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