2020-02-03

今日は風が強かった。
奥さんが風邪を引いた。インフルエンザや新型肺炎ではないようだけど、熱が高く関節痛がひどいらしい。
ダウンした彼女に代わって僕が家事をこなしていると、ふと彼女が言った。
「あなたは、私に代わっていろんなことをしてくれる。世の旦那は、そうではないらしい」
だから僕はこう言った。
「おれは別に、旦那だからと言ってやっているわけじゃないよ」
模範解答は何だったろう。「そう、世の中の男はクズばっかりだから。おれは違う」とか。「おれは旦那としての役割をきちんと守ってるから」とか。「おれはあんたの旦那だから」とか。考えてみたところで仕方ないか。

手紙はあらかた完成した。あとは隙を見つけて手書きで清書して渡すだけだ。2月中には何かしらの結論が出ていることを願う。奥さんが僕を僕として認めてくれるのか、もしくは、分かり合えず離婚するのか。2つに1つしかない。

僕は酷い男なんだろうかと最近よく考える。7年も連れ添った相方に対して、この仕打ちはあんまりだろうか。やはり一個の男として、旦那として、自分を律し、世間並みの価値観を拝借して、のらりくらりと生きていくのが一番良いのだろうか。でもそれはなんのために?
「なぜ?」が僕のモットーだった。どんな正論にも必ず「なぜ?」を投げかけた。へんな奴だと思われた。自分でもへんな奴だと思った。それでも僕は人生に対して、世間に対して、問いかけることをやめなかった。やめたら、僕が僕で無くなってしまうと、そう、信じていたから。

自分の人生を歩めるのはただ自分しか居ない。僕は誰も頼りにしない。一生孤独で構わない。幸福はもう知っている。けれど僕は、好きな人一人、幸福にできなかった。

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