’80s great souls をもう一度

80年代が好きだ。

 

僕は現在24歳、1994年生まれ。ゴリッゴリの平成人間。
生まれた時からパソコンがあり、テレビには当然色がついていて、世の中はずっと不景気。
80年代なんて、僕がまだこの世に誕生するという予定もなかった時代のはずなのになぜか心惹かれる。

80年代といえば、僕の父(54歳)がちょうど青春時代を送った頃だ。
父は何を見、何を感じ、何を考え1980年代の日本を生きたのだろうか。

気になってたまらない。知りたくてしょうがない。

だから今日はちょっとタイムスリップする。
見たこともない(人によっては懐かしい)1980年代の日本を、僕と一緒に見て回ろう。

 

 

 

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・ウォークマン

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※引用 : musical TIMEMACHINE

 

2018年、音楽は「ダウンロード」して買うものになった。
わざわざCDを買わなくても、パソコンをカチャカチャやるか、スマホをササッと指で撫でるだけで、どこに居ても、何時であろうと、音楽を買うことができる。

1980年の日本では、みんなこういうクソデカいウォークマンを持ち歩いていて、音楽を聴くにはいちいちガチャコラやってテープをセットしなければいけなかったらしい。

いや、これ、最高じゃない?よく見てこのデザイン。
こんなにがんばった形してるのに、できることはカセットの再生だけ。がんばってFM・AMラジオが聞ける程度。
最高すぎるやろ。その一生懸命なポンコツ具合、たまらない。そして当時のイカした若者たちは皆、澄ました顔でポケットにこれ忍ばせて外出してたのかと思うと、ほんと脳みそから変な汁でそうな程興奮する。

音質なんてスマホに絶対かなわなかったろうし、カセットなんてかさばるから何枚も持って歩けなかっただろう。
でもそれがいい。当時の価値観上では無駄の一切省かれた、洗練されたデザイン、個性。だからこそにじみ出る人間臭さ。たまらない。

あと、僕はカセットをプレーヤーとかにセットするときの、心のどこかにすっぽりとはまるようなあの「カチャッ」って音が物凄く気に入っている。
再生ボタンを押すときのアナログな抵抗、テープの回る音。

なぜ僕はこれを懐かしいと思うんだろう?

 

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引用:NAVER まとめ

 

ちなみにこれが音楽の入ったテープ。マジでイカしてる。
ほしい。

 

・街並み

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引用:懐古スイッチ

 

なぜだろう?泣けてくる。
というか僕は、この時代の空気の匂いを知っているような気がする。

煙草、香水、排気ガス。

人々の営みが醸し出す音。

クラクション、工事、体温のある雑踏。

もちろん僕はこの時代の日本に生きていたことはない。
でもなぜこんなにも懐かしいんだろうと思う。
まるで自分の青春が、セピア色になりながらも新鮮なまま、その時代に置き去りにされているような。
僕は’80s great souls を受け継いだ平成生まれなのか?

この時代に生きて、メシを食ったような気がする。
夜通し遊んだ気がする。
都会の喧騒に揉まれながら泣いた気がする。
ハイライトを吸った気がする。

考えてもわからない、この感覚はなに?

 

・音楽

僕は小さいころ、よく家族で出かけていて、そのときよく父が車内で鳴らしていた音楽。いわゆるディスコミュージック。

運転する父の背中。カセットから流れるもったりした音楽に耳を傾けながら、「こういうの好きだな」と思ったのを覚えている。

 

で、このことについてひとつ、ぜひ話しておきたいエピソードがある。

僕は小さいころラジカセを使ってカセットに声を録音して遊んでいて、見境なくそのへんにおいてあるテープに録音していたものだから、車内でいざ音楽を聴こうというとき

※Earth, Wind & Fire – September の場合

Do you remember the 21st night of September?
Love was changing the minds of pretenders
While chasing the clouds away
Our hearts were ringing
In the key that our souls were singing
As we danced in the night
Remember how the stars stole the night away
Hey hey hey
Ba de ya, say do yo … ガチャッ
イェェエエエエイ!!!!!!!!!(クソ甲高い声)ロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリ(クソ甲高い声) ガチャッ
… u remember
Ba de ya, dancing in September
Ba de ya, never was a cloudy day
Ba duda, ba duda, ba duda, badu
Ba duda, badu, ba du … ガチャッ
ハイイイイィイィイイィッ!!!!!!!!(クソ甲高い声)あいうえおかきくけこたちつてと!!!!!!!ヨッシャァアアアアアアア!!!!!!!(クソ甲高い声)…あ?なにこれ?雑っとるゥ(雑音が入ってる) ガチャッ
…da, badu
Ba duda, badu, ba duda
みたいになって、母親はメッチャ呆れながら「なんなんこれ…」って言ってた。父親はクッソ爆笑していた。我ながら気が狂ってるなと思う。
録音できるテープが無くなったら、母親が僕を出産した時の声を録音したテープにも吹き込もうとしていたから恐ろしいと思う。さすがにメッチャキレられたからやらなかったけど。

メッチャかわいい。あとセンスも半端ない。
「シャカシャカシャカシャカ…ワークマン(イケボ)」とかよりよっぽどオシャレだと思う。

 

・’00s great souls よ永遠に

 

・iPhone

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※引用 : Apple公式サイト

 

・街並み

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※引用 : https://townphoto.net/

 

・音楽

いろんなものが進化して、変化する社会に呼応するように変わっていった文化。
僕は80年代も大好きだけど、今生きているここ、00年代も愛している。

ハイブリッドの車、高性能の携帯電話、抜け殻のように置いてけぼりにされていく価値観。
溶ける南極、歌うJK、SNSによるバカの顕現。

これより後に産まれるであろう、すべての人たちが、今の僕のように「00年代に生きてみたかった」と思えるなら…

 

それってたまらないことだと思う。