no title 2020-04-23

サイトのhttps化を済ませた。これにてGoogle先生にも怒られないので安心である。
ここ最近はいろいろと考えることや学ぶことがあって楽しい。いつの間にか春の憂鬱さも和らぎ、ちょっと気は早いかもしれないけど梅雨の気配がしてきた。梅雨は陰鬱なので好きだ。

コロナが猛威を振るっていて、それは着実に僕の街や生活にも侵食しはじめている。休業する店が相次ぎ、ひどいところでは倒産。仕事にあぶれた人々が一体どうするのか、考えないではいられない。あまり影響の無い業界に身を置いているとはいえ、やはり無関係ではないので。

奥さんがマスクを自作している。台紙をダウンロードして、慣れない裁縫に肩を岩のように強張らせながら。
最初はプリーツ型のマスクを作っていたが、どうもフィット感に難があったので、途中から立体型のものになった。僕の場合、眼鏡の曇りという厄介な欠点がつきものだけど、完全にフィットしているのでその心配も無い。ただやはり布なので、少し呼吸しづらくはあるが。でも、高騰してる市販のものを頑張って入手して使い捨てるよりもよっぽど良い。それに何より、手作りというのがたまらない。コロナが収束した後も大切に使おうと思う。

頭に王国、心に地獄(ふつうの日記)

4/18(土)

朝から雨。しとしと降っていてきれいだった。
福井の現場を終え、駅前立体駐車場の現場に復帰した。カシラはmzfkさんなので、毎日何の苦も無く仕事が出来て嬉しい。
この日は他の現場からあぶれた人間が4人も一気にやってきたのと、雨の影響で仕事がそれほど長く持たず、半日で終わった。それから僕とmzfkさんとYすけの三人で、近所の中華料理屋に行って飯を食った。僕は醤油ラーメンと鳥のからあげ、ご飯のセットを、Yすけはラーメン(大)とチャーハン(大)のセットを。mfkさんは鶏肉の炒め定食か何かを食っていた。Yすけは相変わらず食い方が小学生みたいだ。年上の人とかにモテるんじゃないだろうか。そういえば奴、一週間ほど前に27歳になったということで落ち込んでいた。まだ歳取って落ち込むような年齢じゃないと思うけど。
「だってもうアラサーやぞ…」とか言ってマジで肩を落としていたのでクソ笑った。僕はむしろこれからだと思ってるし、30歳になるのが楽しみでもある。

帰宅した後は、奥さんに言われた通り洗濯機を回して干してから、思い立ってSwitchを手にして『UNDERTALE』をプレイした。「だれもしななくていいRPG」。たまにはこういうのもいい。斥候兵になって遠くから人間の頭をブチ抜いたりとか、戦車に乗り込んで敵陣にブチ込んで殺戮の限りを尽くしたりとか、敵の戦車にダイナマイトを仕掛けて爆破して大喜びしたりとか、そういう血塗れなゲームばかりしてても気が滅入るだけだから。
夜になり、茨木の友達夫婦と富山の同級生を交えてオンライン飲み会を開催した。とはいえ全員根暗なので会話はそれほど弾まず(がんばって話すも、僕の感性は通用することの方が珍しい)、11時30分ぐらいに奥さんを残して寝た。飲んだ量は、水割りのウィスキーを3杯。身体の感覚が鈍くなったので、煙草を二本一気に吸ったりした。

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4/19(日)

7時半に起きたものの二度寝をブチかまし、九時くらいに起床。モソモソとアンパンを食い、着替えて奥さんと愛犬を連れて地元の港へと向かった。写真を撮りたかったので。
雨かと思いきやちょうど良い曇りだったので、船着き場や浜辺を転々としつつ10数枚程度撮った。カラーフィルムの方は現像に出そうと思い、12時頃カメラのキタムラを訪れたが案の定コロナ休業していた。ファック。奥さんが行きたがっていたコメダ珈琲もコロナ休業。ダブルファック。
トボトボと帰宅し、ちょっとゲームしていると、奥さんが「暇なんで実家からミシン借りてくる」と言い、出かけて行った。僕もカップ焼きそばを食って空腹を満たした後、15時頃ベスパに乗って再び写真を撮りに出かけた。
船着き場、鉄橋、港、コンテナ、等々10数枚をフィルムに収め帰宅。4月ももう半ばだというのに、風が冷たくて寒かった。
僕の中の寒さの基準としては、「奥歯がガタガタいわなければOK」。寒いと思っても、それが耐えようの無い身体現象として現れなければ良いということだ。
帰宅してからはまたちょっとゲームし、17時ごろ眠くなってきたので夕寝をブチかましたら起きたのが20時頃。奥さんは僕が起きるまで(起きてからも)ずっとマスクを生産していた。それからなんやかんやして今に至る。今は茨木の友達夫婦と富山の同級生が話しているのを聞きつこれを書いている。僕もあの二人みたいに、ポップ・カルチャーを心から迎合できるぐらいの気概があれば、話も弾むんだろうけど、あいにく僕はアニメは嫌いだし、人気のあれこれも大嫌いだし、J-popはほとんど聞かないし、そもそもギャグセンスが高すぎる。二人で話してるほうがむしろ円滑にコミュニケ―ションを取れるなら、僕は別に参加しなくたって構わない。なんかこういう風に人と人を繋げる橋みたいな役目に、まさか自分がなれるとは思ってもなかった。

明日からまた仕事が始まる。ドストエフスキーの中巻に手をつけるのが楽しみだ。

SORANIN

相も変わらずの平日。天気だけはやたらと良い。

今日はなんとなくの気分で、髭を剃って眉毛を整えた。ついでに鼻毛も剃りすぎなぐらい剃った。爪も切った。保湿もした。
帰宅するのが平均7時で、諸々の用事を済ませているともう8時を過ぎる。朝は5時起きなので10時半には寝るとして、自由な時間はせいぜい2時間半ほどしかない。これが月~土まで続くとして、自由時間は合計15時間。
貧乏暇なしと言ってしまえば、なんだかそれまでのような気もするし、むしろキチンと社会に参加しているまっとうな青年のようにも思えるけど、僕はそんなのまっぴら御免だ。だって暇がないのに金もないんだぜ。しかもその理由は、他ならぬこの僕が類稀なる能なしだからときてる。こんな下衆でものうのうと生きていかれるのに、僕よりもっと賢くて真面目な人たちが苦しんでいるのは、やっぱりなんだかおかしいと思う。

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最近アジカンにハマっている(それまでは『リライト』ぐらいしか聴いたことなかった)。で、『ソラニン』の歌詞を見たときに、こういう非情な世界観も結構いいなと思った。たとえば、

たとえば ゆるい幸せが
だらっと 続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もう さよならなんだ

こんな風に、拗ねたようななんでもない台詞をわざわざ歌詞にしようとは普通思わん。ニヒルで、どっか写実的。「そうなんだ、そんなもんなんだ」という感想が出てくるあたり、これって経験が土台になってるんじゃないかなと思う。

さよなら それもいいさ
どこかで元気にやれよ
さよなら 僕もどうにかやるさ
さよなら そうするよ…

最後の最後までこれ。「どこかで元気にやれよ 僕もどうにかやるさ」の投げやりさが良い。どうせお前とおれは分かり合えないし、歩む道も違うんだし、もうそれが分かってるんだから、それでいいだろう、みたいな。
へ~と思って流れてくる歌詞を眺めてたら、「作詞:浅野いにお」と出てきてびっくりした。彼の作品は読んだことないけど、おやすみプンプンとかは名前だけなら聞いたことがある。あと、闇金ウシジマくん本にイラストも寄稿してた。そういえばやけに毒々しい絵を描く人だったな、と思い出して、このソラニンの歌詞と繋がる部分があって納得できた。そういう世界観の人なんだな、と。
倉橋ヨエコの『今日も雨』だったり、the pillowsの『Please Mr.Lostman』だったり、どうやら僕は非情な世界観に惹かれる性質らしい。自分が思うより、世界は自分に無関心だということを、なんの嘘もなくベタッと前面に出してくる、そういうのがたまらない。僕がどれだけ老婆心を駆使しても、愛と幸福について語っても、知らない街の知らない路地で、今日も誰かが泣いている。今日も墓石が彫られている。それでいいと思う。

何もかもが徒労に終わってくれさえすれば、それは現実を現実のままに生きた証にできる。