otenki sunday

先週の日曜日。
前日の晩から「早起きしよう」と心に決め、そのために2階の寝室ではなくリビングのソファで2人して寝るという力技を用い、無理やり8時に起床した。たぶん馬鹿正直に寝室で寝ていたらまた昼頃起床していたと思う。
準備を済ませ、パルムを連れて乗車、鶴仙峡(かくせんけい)という名勝を散歩するために加賀の方へ向かう。
この日はバカみたいに天気が良くて、半袖でも汗ばんでいた。気温は28℃くらいあったと思う。
鶴仙渓は何度か訪れているが、持ち前の記憶力の無さが災いして悪路であるということを忘れており、パルムを乗せるために持ってきたワンワン用カートは道中で8割ほど持ち上げて進む羽目になった。まだ観光客がまばらだったのが不幸中の幸いである。

もそもそ散歩しながら、シャッターを切りまくる。半分本気、半分テストの気持ちで、シャッタースピードやF値をあれこれいじって撮影を繰り返した。途中36枚撮りフィルムが切れたので、予備で持ってきたフィルムに交換する。この時思ったが、もうおれの手つきはすっかり慣れたものになって、フィルム排出から再装填、捨てシャッターまで1分もかからない。あとはサマになってくれさえすれば。

2時間ほど散策した後、帰路についた。道中、昼飯としてアツアツのたこ焼きを召して金沢へ帰る。この時点で13時くらいだったので、余った時間をひがし茶屋街の散策に充てることにした。

本当に本当に天気が良くて、空の下にいるものみんなが祝福されてるような日曜日だった。少し風が強かったが、それも身体の熱気を払うのにちょうどいい。犀川の河川敷では、子供たちが水遊びに高じ、大人たちは目を細めてそれを見遣っていた。本当は「ヨリ」で水遊びをする子供たちを撮りたかったが、まだそこまでの勇気はない。
ひがし茶屋街を出て、カメラのキタムラにフィルム2本を託す。現像まで1時間かかるので一旦帰宅し、パルムを置いてから取りに行く。陽はだいぶ落ち着いていたが、空気はねっとりして湿気を多分に含んでいた。現像代は、以前出しておいたモノクロフィルムのものも会わせて3本、4,400円。高い。奥さんにはさんざんキレられて、おれはもう首を垂れる他無かった。やっぱり自家現像しよう、余裕が出来たらネガスキャナも買って、もうキタムラに行かなくてもいいようにしようと誓った。