2020-04-08

今日も今日とて日記としては書くことが無い。されど我筆を進める。何かのために。ひとまずは近況を記しておく。

今行っている現場は福井県某所にある、大手機械メーカーのプラント新築工事。金沢からだと1時間半かかる。この時点でクソ。7時半までに入場しなければいけないので、会社を出るのは朝の6時。逆算して、起床は5時になる。キッツ。
昨日、一昨日は金沢の現場に行っていたが、というのも、メーカーのプラント内でコロナ感染の疑いのある人物が浮上したため、急きょプラント内を消毒することになったため。今までで一番近いところに居た保菌者だった(とはいえ、接触はしていないし、当の人物もまだ感染が確定したというわけではないらしい)。
コロナは金沢でも猛威を振るっており、感染者は今日の時点で66人。これから加速度的に増えていくとしたら、僕も職を失って路頭に……いや、多分、この仕事が無くなるということはないと思う。国が法を行使して、企業に操業禁止を命令できるのならばまだしも。
金沢の現場では、飲み屋の女の子が仕事にあぶれたということで、急きょうちの仕事を手伝っている。小さな体を丸めて遅々とペンキを塗っている姿は、なんとも胸がしめつけられた。かわいそうに。気の毒に。僕はなにもしてあげられない。本当になにもしてあげられない。

猛威を振るうウイルスを余所に、桜はきれいに散っている。自然現象の当り前さ、そこに見える非情さとか、人間に対する無関心さが好きだなといつも思う。街もしかり。葬儀場から、霊柩車のクラクションがむなしくとどろき、出棺の鐘が虚ろに鳴る、同じ時間に、愛の告白を受ける人が居る。どうしたって交わりようのない数多の人生を抱え込む街は、人工の森また海みたいなものだと思う。

P.S. 奥さんの妹がマスクを自作してくれるという。仕上がりがどんなものか楽しみだ。

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