monday

何もしてないし、何もされてないのに傷心、みたいな気分で過ごしている。心の隙間を埋めるようにして甘いものを口にしている。コーヒーと一緒に。これはあれか。安部公房の「壁」の書き出しか。パン一斤食ったらこの虚脱感も薄まるだろうか。
こういう状態のときは、否応が無しに人生の俯瞰が始まる。これまで何してきたっけ、これから何するんだっけ、あいつ今どこで何してんだろう、みんなこれから何するんだろう、とか。そもそも、俯瞰してあちこち精査するほどの価値が、果たしてこの人生にあるんだろうか、とか。悲観的というのでもない、かといって楽観的というのでもない、ただただ漠とした感情があるばかり。持て余すよな。

退屈である。ただただその一語に尽きる。平日はほとんど捨てている。休日は週に1日しかない。月にたった4回の休日、連休は1年を通して数回のみ。そんなこんなで貧乏暇なし。徐々に隅に追いやられるような生活。いっそのこと排水溝に住居を移して、ドブネズミと仲良くやった方がまだマシな生活を送れるんじゃなかろうか。人間らしい生活を営むには、文明を維持していくためには、あまりにも時間とお金がかかりすぎる。一丁前の面を下げて、自分は全然平気です、のような顔して街を歩いてはいるけれど、その実態は薄給の能無し。何者にもなれないことを毒づいて、何者かになることを夢見るwanna be。みんなの方が数段立派だと思う。そのことを毎秒痛感させられる。妻には悪いけど、自分がこんな人間で心底悔しい。

そうは言っても月曜日。今日から一週間が始まります。「いつまでやってるんだって聞いてる」ってあの詩、だらしない恋愛ばっかりしてる小便くさいガキどもに向けて放ったつもりだったんだけど、本当は自分自身に対するひそやかな喝破だったんだろうか。