アンタイトル

このところ新陳代謝が落ちている。いやこれは何も医学の話じゃなくて、なんというか感度が鈍っているというか、けっこういろいろ頓着しなくなってきている。
ほったらかしの案件をジト目で見ながらどら焼きの中でもかなりデカめのどら焼き(ボスどら焼き)を食ったり、相変わらずナイアガラの滝の滝壺みてえにしてドバドバコーヒーを飲んでみたり、してはいるのだけれど。ともかく師走だというので、浮き足立って、浮き足立つ、浮き足立つ準備が、浮き足立つ準備が水面下で進んでいるようなそんな感じ。

今日はふざけてペヤングの獄辛なる奇異な麺類をゾバゾバ啜ってみた。これでも一応アイデンティティの欄に「※辛いの結構イケます」と書かれているから(本当はこれ、二重線で消したい)、ま、試すだけ試してみよう、ぐらいのノリで。で、どうなったか。
どういう人体の不思議が起きたのかは知る由もないのだけれど、とにかく事実だけを言うなら、食ってる最中ずっと難聴になってた。あと頬の筋肉が死んで、別の人間の肉を無理やりくっつけたみたいな居心地の悪さがずっと残っていた。無理やりたとえるなら、頬の皮膚と筋線維との間に山椒をまぶされたような感じだった。そしてそれらすべての症状を統べるようにして、軽微なめまいが発生した。おれさあ、ただヤキソバ食っただけなんだけど。
獄辛に耐えるためにおれがやったことといえば、口内を大量の水で満たしてみたり(効果:☆☆☆★★)、冷凍庫からバニラバーを取り出して口の中に突っ込んでグリグリグリグリやってみたり(効果:☆☆★★★)、三木道山を踊ってみたり(効果:★★★★★)、した。したというか、それぐらいしか出来なかった。まあ、出来の善し悪しは別として、これでもなんとか26歳を一生懸命生きてきて、妻と愛犬、一人と一匹を支えているっていうのに、なんでここにきてこんな罰ゲームそのものみたいなものを食わなきゃならないんだと師走の神様にブチ切れようとも思ったが、よくよく考えてみるとこんな訳の分からないものを食おうと思い立ったのは自分であって。それで今、胃の内側に山椒をまぶされたみたいな感じの、訳の分からん、でも稀有とは分かるそんな体験をしている。胃の中に山椒をまぶされながら日記を書いている。脳液煮立ちそうなゴリゴリのレゲエを聞いている。このレゲエがおれの胃まで降りて山椒と混ざった時、おれは名実ともに「DJ : SUN SHOW」の名を冠するのだろう。まったくもってどうでもいい。