真実未満

タスクは溜まる一方。何かをやろうと心に決めて帰宅しても、どうせぐうたら食って寝て過ごす。元来記憶力に乏しいので、忘却を繰り返すことでこの日まで生き抜いてきたが、ここにきて27年間分の印象がおれに襲い掛かってきた感じがある。何かを消費するばかりの日々は退屈で、といって何かを作る才も根性も持ち合わせていない。毎日コツコツやっていれば、きっとデカいものが出来たろうにと思う。おれは悔しさの上に立っている。
このまま歳食って死んでいくことに関しては、いささかの不満も無い。ずいぶんふざけた日記やら随筆をインターネットに投げてきた。これが何の肥やしになろう。一昔前のテキストサイトの真似事をやって、おもしろいんだかよくわからないコピペじみたものを量産して、悦に入って何がしたいのか分からん。高尚なものを説いておきながら結局、おれがやってることは何某の千番煎じみたいなものだ。なにがおもしろい?なにがおもしろくてやってる?おれは結局何が言いたくて、何がしたい。本当は一人前に生活できること自体、不思議なくらいの出来のこのおれが、何かを作ろうっていうのはどだい無理な話なのかもしれない。いい加減諦めて人生に専念するか、と思っても、書かない話さない撮らないの人生に一体なんの意味があるのか分からない。退屈と言うのはかくも恐ろしく、人の精神をジワジワ蝕む。よくここまで正気を保って生きてきた。そろそろ真っ当に狂い散らかして、本当におもしろいものを作りたいと心から思う。触れた人の人生に、そっと指紋を残すような、そんなものが拵えられたら、クズのおれでも歴史に名を残すことが出来るだろうか。父譲りの功名心。まずは、つくることからだ。ここからすべてが始まる。