あたらしいフォーマット

5時に起きた。起こされた。は?なんやか分からず目を開けると妻は普通に寝ていて、近くでトラックの重たいアイドリング音がこだましていた。あー、やられた。隣人。だから5時か。それだけを理解してまた寝た。

会社に着いてしばらく談笑していると、先輩の電話が鳴った。今はもうめっきりだが、昔はそれなりに付き合いのあった左官屋の爺さんからだということが、口ぶりから分かった。齢70後半?80前半?すっかりボケていて、誰にどんな要件で電話をかけているのかすら分かっておらず、うつろな様子だった。先輩はしきりに「いや、はい、大畠です、大畠ですよ」って、言っていて…… あんた昔、焼酎傾けながら、「よう、タツ!」って呼んでたじゃないか。おれはすごく寂しくなった。せつねえって思って、「せつねえ」って言った。失礼な話かもしれんが、おれはボケてしまう前にとっととくたばりたい。ポルコの言葉を借りるなら、いい奴はみんな早く死ぬそうだから、おれは出来る限りいい奴でありたい。
現場に着いて午前の仕事。壁を走っていた蜘蛛をつかまえて助けた。寿命が15分ぐらい縮んだかもしれない。10キロ近いペンキ缶手提げにしたまま脚立の乗り降りを繰り返していたら大発汗した。10時の休憩でリンドバーグの新作に舌鼓を打つ。マスナガ・シンス・1905も良かった。最近眼鏡つくってないな。弁当食って昼寝して煙草を3本吸う。
3時の休憩でアンナ・カレーニナを読む。5時になって仕舞う。ゆうすけから、愛知に旅立った友人のエピソードを聞かされて笑う。「いるんだよな」の的にされる人が、どういうプロセスを経て「いる人」になっていくのかに興味がある。ゆうすけはギャル風のお母さんを指して「メッチャ可愛い」と言っていた。おれは男の持つ浅ましい迫力にほとほと嫌気が差してきた。女性を女性として見るのはそりゃ大切なことだが、なんでもかんでも性の対象にすんな。

帰宅してからマイクラを起動する。ゴーレムトラップは完成した。ゼロティックパルサーが1.17のアップデートで軒並みお釈迦になったので、唯一生き残ったゼロティック昆布式サトウキビ無限製造装置を作って、アウェイフロムキーボードしながらこれを書いている。酒類の提供解禁に合わせて、おれもほろよいのコーラとライチで応戦。酒飲みのみんなおめでとう。ドストエフスキーの「死の家の記録」読みたい。

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生まれつき記憶力が芳しくないので、要所要所で日記をしたためることにした。こういう構成にしておけば書き漏らすことも無いし、サーバー代も無駄にしない。湊鼠の日間PV数がもりもり伸びているのをニコニコしながら眺めている。