すげえ大雨が降るよね

「ガタカ」という映画を見た。佳作やなあと思った。ラストでジュード・ロウが焼身自殺した意味とか、最後の最後で監査官が突如として粋な計らいを催したところとかはよく分からんかったけど。SFものって当たり外れがデカイ気がする。

瀬戸内寂聴と細木数子の死を悼む。と言って著書は両者とも一冊たりとも読んだことはなく、ただ亡くなったことが悲しい。細木数子と言えば、祖母が金星人水星人うんたらかんたらの本を数冊持っていたような。瀬戸内寂聴に関しては、田中慎弥『共喰い』の巻末におまけで付されていた対話を通して、その人柄のすこしを知ったに過ぎない。けっこうロックなおばあちゃんやなと思った。波乱万丈やってんなと思った。合掌。

それにしても雨がすごい。金沢では11月の降雨量が観測史上最大とかなんとか言っていた。車窓から真っ暗い街の真っ黒い道に目を向けていると、ヘッドライトに照らされた水しぶきがなんか白く光って、あたかも空から高速で落下してきたちいさい天使がそのまま地面で弾けて死にまくってるみたいな様相。人間も赤じゃなくて白い血を、死んだら腐るんじゃなくて溶けて水みたいになれば良いのにと思う。ところでおれは死んだら、おれの骨は日本海に撒いてくれ、と妻に頼んである。墓で眠るよりその方がなんかカッケーと思ったし、しかも遺族はおれのために墓参りをしなくて良くなる。