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ここ数日考えていたフィルムの自家現像だが、自分の撮り方を踏まえて再考してみるに、どうにも逆に損なんじゃないかと思えてきて、おとなしくキタムラにブチ込むかネットの印刷所を使っていこうと決めた。1万円ぐらいのランニングコストをかけて、失敗のリスクを常に抱えながら現像すると言うのはいくら非合理愛好家の僕でも割に合わない。そのうち趣味が本格化してきて、月に20本とかフィルムを消費するようになってきたら、改めて考えれば良い。

最近なにかぼんやりとしていて、湯気の中から一個の印象を抜き出そうとあくせくしている感覚がある。とりあえず心の片隅で、脳の土壌に何かしらの種が撒かれてそれがもうそろ芽を出すんだろうとうっすら考えることにして茶を濁している。
火のないところに煙は立たないというが、湯気とて、熱湯がなければ立つわけもない。というわけでこの妙な浮遊感の理由を検証してみる。mzfkさんとの仕事のこと、クソの役にも立たない創作意欲、カメラ、金銭的な困窮、PS4でやるApex Legends。6月に入るであろう10万円の使い道。同人サイト設立のアイデア。stand.fmにおける僕のチャンネルの立ち位置の危うさ、脆さ、淘汰の懸念。右手中指の歪み。コロナによるキャンプの延期。パルムの歯牙の欠け。中途半端に伸びてくる髭。カラマーゾフの兄弟。麻雀欲。睡眠欲。いろいろある。頭が沸騰して湯気が出てるんだとしたら、それはそれで愉快だと思う。

otenki sunday

先週の日曜日。
前日の晩から「早起きしよう」と心に決め、そのために2階の寝室ではなくリビングのソファで2人して寝るという力技を用い、無理やり8時に起床した。たぶん馬鹿正直に寝室で寝ていたらまた昼頃起床していたと思う。
準備を済ませ、パルムを連れて乗車、鶴仙峡(かくせんけい)という名勝を散歩するために加賀の方へ向かう。
この日はバカみたいに天気が良くて、半袖でも汗ばんでいた。気温は28℃くらいあったと思う。
鶴仙渓は何度か訪れているが、持ち前の記憶力の無さが災いして悪路であるということを忘れており、パルムを乗せるために持ってきたワンワン用カートは道中で8割ほど持ち上げて進む羽目になった。まだ観光客がまばらだったのが不幸中の幸いである。

もそもそ散歩しながら、シャッターを切りまくる。半分本気、半分テストの気持ちで、シャッタースピードやF値をあれこれいじって撮影を繰り返した。途中36枚撮りフィルムが切れたので、予備で持ってきたフィルムに交換する。この時思ったが、もうおれの手つきはすっかり慣れたものになって、フィルム排出から再装填、捨てシャッターまで1分もかからない。あとはサマになってくれさえすれば。

2時間ほど散策した後、帰路についた。道中、昼飯としてアツアツのたこ焼きを召して金沢へ帰る。この時点で13時くらいだったので、余った時間をひがし茶屋街の散策に充てることにした。

本当に本当に天気が良くて、空の下にいるものみんなが祝福されてるような日曜日だった。少し風が強かったが、それも身体の熱気を払うのにちょうどいい。犀川の河川敷では、子供たちが水遊びに高じ、大人たちは目を細めてそれを見遣っていた。本当は「ヨリ」で水遊びをする子供たちを撮りたかったが、まだそこまでの勇気はない。
ひがし茶屋街を出て、カメラのキタムラにフィルム2本を託す。現像まで1時間かかるので一旦帰宅し、パルムを置いてから取りに行く。陽はだいぶ落ち着いていたが、空気はねっとりして湿気を多分に含んでいた。現像代は、以前出しておいたモノクロフィルムのものも会わせて3本、4,400円。高い。奥さんにはさんざんキレられて、おれはもう首を垂れる他無かった。やっぱり自家現像しよう、余裕が出来たらネガスキャナも買って、もうキタムラに行かなくてもいいようにしようと誓った。

nuruihi

カラマーゾフの兄弟を下巻まで読破した。感想はカテゴリを改めてちゃんと書くとして、一言だけ言うならあれは素晴らしい作品だと思う。本当に。いまは開高健のゴツい短篇集を読んでいる。これも面白い。
ここ最近、日記もろくに書いていなかったし、何か書くにしてもTumblrにこまごまと駄文を連ねるのみだったので少し反省。「essay」カテゴリとか長い事触ってない気がするな。ネタはあるんだけど。とりあえず今は友達とオンラインで「Apex Legens」をやるのにドハマリしているので、何もかもおざなり。そういえばこないだおざなりをなおざりと言い間違えて恥をかいた。

明日は晴れるそうなので、奥さんと愛犬を連れてドライブに行こうと思案中。何て言うとお利口さんどもが口角泡を飛ばしながら「自粛しろ!」と叫ぶのかもしれないが、ちょっとあんまり不信が過ぎるんじゃないだろうかといつも思う。テメーに言われなくてもする奴はちゃんとするし、しない奴はそもそもかかずりあう必要ないと思うし。自分が間違いなく正しいことを言ってるという自身はあるくせに、不届き者を前に「オラァ!」を言える奴の少なさよ。せいぜい憎々しげにスマホを握りしめてフリックに心を砕く。投稿ボタンを押した瞬間に自分がまさしく正義に属していることを実感してちょっと気分良くなって酒飲んで風呂入って寝る。そんなアーバンな生活が卑小な島国のそこここに点在してるんだろうなと思う。僕はそういうのには全く興味が無い。そんなクソどうでもいいことよりも、僕は今カメラに夢中である。快晴なら、光と影のコントラストもよく撮れそうだ。